色々見ていたら、こんなやり取りを発見。
以下、長文になるがご覧いただきたい。
議員A
◇今、ワクチンがあるにもかかわらず、公費負担がないために予防接種が進まず、重症になってしまう病気にヒブと肺炎があります。インフルエンザでも一番の予防方法は、流行前にワクチンの予防接種を受けることです。今、日本の子供たちのうち、年間約1,000人がヒブに感染しています。ヒブによる重症感染症には、髄膜炎、喉頭蓋炎などがあります。特に髄膜炎は、初期段階で髄膜炎と診断するのは難しいため、治療がおくれ、知的障害や手足の麻痺、難聴、てんかんなどの後遺症が残ることや、5%の死亡率となっている病気です。しかし、ワクチンで予防できる病気でもあります。
今、医師会などが、公費での接種を求めて動き始めました。ワクチンの接種は4回必要で、約3万円かかります。病気の感染を考えると、子供がいる家庭では接種をしたいと思っていても、接種料は大きな負担となります。自治体によっては公費で接種を行っているところもあります。
秋田市としても予防接種に対し、助成を行うことを求めるものです。答弁をお願いします。
また、肺炎は、高齢者を中心にインフルエンザなどをこじらせて発症することが多い病気です。肺炎球菌ワクチンは肺炎を引き起こす肺炎球菌の8割に有効で、安全性が高いと言われています。全国で公費助成を実施しているのは、去年末で86自治体です。長野県波田町が、75歳以上を対象に接種料の助成をする制度を始めたという記事が紹介されていました。そこの福祉課長は、治療費にかかる負担を考えると、接種の対象者全員に受けさせた方が医療費は安く済むと言います。高齢化社会に向け、高齢者が元気に生活できるよう、ワクチン予防接種への助成をする考えがないか、答弁を求めます。
市保健所長
予防接種についての(1)、乳幼児のヒブワクチン予防接種に対する助成と、(2)、高齢者の肺炎ワクチン予防接種に対する助成について一括してお答えします。ヒブワクチンは、乳幼児がかかると後遺症が残ったり、死亡したりする可能性のある細菌性髄膜炎を予防するもので、平成20年12月から任意の予防接種ができるようになったものであります。
また、高齢者の肺炎球菌ワクチンは、肺炎すべてを予防するものではありませんが、肺炎の中でも最も多い原因である肺炎球菌に起因する肺炎を予防するものであります。高齢者や心臓・呼吸器などに慢性疾患のある方などは肺炎等の感染症にかかりやすく、症状も重くなる傾向がありますので、高齢者の肺炎による死亡を抑制するために接種するものであります。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、どちらも予防接種法では任意接種となっており、現在のところ、市では、定期外の任意予防接種に対する助成については考えておりませんが、今後これらの予防接種の助成をしている他都市の接種状況、さらに定期予防接種への移行等について国、県の動向を見守りながら検討してまいりたいと考えております。
議員A
◇それから、ヒブワクチン予防接種についてです。これは本当に、去年の12月から始まったワクチン制度ですので、まだ、一般化されていないというのは十分認識しています。それでも、病気は突然起きて、亡くなっている方もいらっしゃるんですね。鹿児島市の接種している保健所の参事さんは、財政的には本当に厳しい、と。だけれども、子育ての観点から、1回3,000円、4回まで補助を行っていると言うんですね。半額くらいの補助をしているんです。
そういう意味では、今、期せずして、毎日新聞に、ちょうどきょう、ヒブワクチンについての報道がされておりました。それによりますと、ワクチンが不足していて大変だということも今出ているんですね。少しずつ知らされてきているけれども、そのワクチン接種以前の、ワクチンそのものが不足しているということも、ひとつ問題なんですが、それとあわせて、子供たちの命を守るというのでいけば、お金の、経済的な関係で接種を受けることができない家庭が出ないような対策を講じていくのが市としての役割ではないかなと思いますので、それについての再度答弁をいただきたいと思います。
市保健所長
ヒブワクチンの質問にお答えいたします。ヒブワクチンは1992年にフランスで承認されて以来、世界で広く使用されております。現在、世界で100カ国以上で承認されておりまして、それから、90カ国以上で定期接種が行われております。1998年にはWTOがこのヒブワクチンの定期接種を推奨しております。ヒブ髄膜炎の罹患率は、このワクチンを使用することによって100分の1に低下したという報告がされております。
したがいまして、ヒブ髄膜炎はこのワクチンで予防可能な疾患となっております。ヒブワクチンの普及のためには、ヒブ髄膜炎の重症性というものと、それから、経済的な支援が欠かせないと思っております。定期接種となることを期待しております。以上でございます。
議員A
◇予防接種についてです。保健所長の言っていることは、本当にそのとおりなんですよね。私も、何としてもこれは早目に公費でやっていただきたいなと思います。国に対しての意見を、要望みたいなものを出してほしいなと思いますが、今回は、今、できることからという意味では、秋田市独自に対応していくということが、今、大事ではないかな、と。実際に、この髄膜炎の、ヒブから子供たちを守る会を代表している田中さんが、供給不足で予防接種が受けられるかどうか、地域間格差が広がる。安定した供給体系をつくるためには、国はヒブワクチンを定期接種するべきだというこの訴えはあるんですけれども、やっぱり国に対してのものを、要望としては大事なことだと思います。あわせて、今、置かれている自治体としてのやるべきことは大事ではないかなと思いますので、再度答弁をお願いいたします。
市保健所長
ヒブワクチンに対する再質問でございますが、ヒブワクチンの予防接種に助成している他都市の接種状況とか、それから、さらに定期予防接種の意向等について、国の動向等を見守りながら、検討してまいりたいと考えています。
こういった答弁、議会での検討が実現に結び付くことを願いたい。
髄膜炎に罹患した経験のある子供を持つ親としては。
以下、長文になるがご覧いただきたい。
議員A
◇今、ワクチンがあるにもかかわらず、公費負担がないために予防接種が進まず、重症になってしまう病気にヒブと肺炎があります。インフルエンザでも一番の予防方法は、流行前にワクチンの予防接種を受けることです。今、日本の子供たちのうち、年間約1,000人がヒブに感染しています。ヒブによる重症感染症には、髄膜炎、喉頭蓋炎などがあります。特に髄膜炎は、初期段階で髄膜炎と診断するのは難しいため、治療がおくれ、知的障害や手足の麻痺、難聴、てんかんなどの後遺症が残ることや、5%の死亡率となっている病気です。しかし、ワクチンで予防できる病気でもあります。
今、医師会などが、公費での接種を求めて動き始めました。ワクチンの接種は4回必要で、約3万円かかります。病気の感染を考えると、子供がいる家庭では接種をしたいと思っていても、接種料は大きな負担となります。自治体によっては公費で接種を行っているところもあります。
秋田市としても予防接種に対し、助成を行うことを求めるものです。答弁をお願いします。
また、肺炎は、高齢者を中心にインフルエンザなどをこじらせて発症することが多い病気です。肺炎球菌ワクチンは肺炎を引き起こす肺炎球菌の8割に有効で、安全性が高いと言われています。全国で公費助成を実施しているのは、去年末で86自治体です。長野県波田町が、75歳以上を対象に接種料の助成をする制度を始めたという記事が紹介されていました。そこの福祉課長は、治療費にかかる負担を考えると、接種の対象者全員に受けさせた方が医療費は安く済むと言います。高齢化社会に向け、高齢者が元気に生活できるよう、ワクチン予防接種への助成をする考えがないか、答弁を求めます。
市保健所長
予防接種についての(1)、乳幼児のヒブワクチン予防接種に対する助成と、(2)、高齢者の肺炎ワクチン予防接種に対する助成について一括してお答えします。ヒブワクチンは、乳幼児がかかると後遺症が残ったり、死亡したりする可能性のある細菌性髄膜炎を予防するもので、平成20年12月から任意の予防接種ができるようになったものであります。
また、高齢者の肺炎球菌ワクチンは、肺炎すべてを予防するものではありませんが、肺炎の中でも最も多い原因である肺炎球菌に起因する肺炎を予防するものであります。高齢者や心臓・呼吸器などに慢性疾患のある方などは肺炎等の感染症にかかりやすく、症状も重くなる傾向がありますので、高齢者の肺炎による死亡を抑制するために接種するものであります。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、どちらも予防接種法では任意接種となっており、現在のところ、市では、定期外の任意予防接種に対する助成については考えておりませんが、今後これらの予防接種の助成をしている他都市の接種状況、さらに定期予防接種への移行等について国、県の動向を見守りながら検討してまいりたいと考えております。
議員A
◇それから、ヒブワクチン予防接種についてです。これは本当に、去年の12月から始まったワクチン制度ですので、まだ、一般化されていないというのは十分認識しています。それでも、病気は突然起きて、亡くなっている方もいらっしゃるんですね。鹿児島市の接種している保健所の参事さんは、財政的には本当に厳しい、と。だけれども、子育ての観点から、1回3,000円、4回まで補助を行っていると言うんですね。半額くらいの補助をしているんです。
そういう意味では、今、期せずして、毎日新聞に、ちょうどきょう、ヒブワクチンについての報道がされておりました。それによりますと、ワクチンが不足していて大変だということも今出ているんですね。少しずつ知らされてきているけれども、そのワクチン接種以前の、ワクチンそのものが不足しているということも、ひとつ問題なんですが、それとあわせて、子供たちの命を守るというのでいけば、お金の、経済的な関係で接種を受けることができない家庭が出ないような対策を講じていくのが市としての役割ではないかなと思いますので、それについての再度答弁をいただきたいと思います。
市保健所長
ヒブワクチンの質問にお答えいたします。ヒブワクチンは1992年にフランスで承認されて以来、世界で広く使用されております。現在、世界で100カ国以上で承認されておりまして、それから、90カ国以上で定期接種が行われております。1998年にはWTOがこのヒブワクチンの定期接種を推奨しております。ヒブ髄膜炎の罹患率は、このワクチンを使用することによって100分の1に低下したという報告がされております。
したがいまして、ヒブ髄膜炎はこのワクチンで予防可能な疾患となっております。ヒブワクチンの普及のためには、ヒブ髄膜炎の重症性というものと、それから、経済的な支援が欠かせないと思っております。定期接種となることを期待しております。以上でございます。
議員A
◇予防接種についてです。保健所長の言っていることは、本当にそのとおりなんですよね。私も、何としてもこれは早目に公費でやっていただきたいなと思います。国に対しての意見を、要望みたいなものを出してほしいなと思いますが、今回は、今、できることからという意味では、秋田市独自に対応していくということが、今、大事ではないかな、と。実際に、この髄膜炎の、ヒブから子供たちを守る会を代表している田中さんが、供給不足で予防接種が受けられるかどうか、地域間格差が広がる。安定した供給体系をつくるためには、国はヒブワクチンを定期接種するべきだというこの訴えはあるんですけれども、やっぱり国に対してのものを、要望としては大事なことだと思います。あわせて、今、置かれている自治体としてのやるべきことは大事ではないかなと思いますので、再度答弁をお願いいたします。
市保健所長
ヒブワクチンに対する再質問でございますが、ヒブワクチンの予防接種に助成している他都市の接種状況とか、それから、さらに定期予防接種の意向等について、国の動向等を見守りながら、検討してまいりたいと考えています。
こういった答弁、議会での検討が実現に結び付くことを願いたい。
髄膜炎に罹患した経験のある子供を持つ親としては。
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by suzuryo69
| 2010-01-31 22:55
| 育児ネタ。